クリニックの入口は多種多様
「ヤブ医者クリニック」を受診したいという方は少ないと思います。普通、居ないです。「ヤブ医者クリニック」って、やはり、時代に取り残されているので、「クリニック」の入口が明らかに古いし、ダサいです。
●「クリニック」の玄関が「自動ドア」ではない。
→「自動ドア」って、「危ない」、「挟まって怪我でもされてトラブルになったら」って考えてる先生が居るのですが、そういうことって稀です。
→むしろ、「扉」や「引き戸」の方が、患者さんが開け閉めするので、手を挟んだり、向こう側に他の患者さんが居るのに気づかずに押して、転倒の原因なったり、「扉」や「引き戸」の方がリスクが高いです。
→「そうは言っても、昔から扉だし。」って言われる先生は多いでしょう。こういうところに設備投資するべきですが、余力がない場合には、取り残されているのでしょう。
そもそも、「自動ドア」が危険だと思うのでしたら、コンビニとかショッピングモールとか危険なので、誰も行かないです。こういう考え方の先生は、全てに置いて考えが古いので、今以上の成長はないと思います。
●「クリニック」の扉、窓、壁に、ベタベタと「ポスター」、「健診の勧め」、「選挙の広報」、「表彰状」などを貼っている。
特に玄関扉に掲示物をデカデカと貼っていると、「クリニック」の中が見えにくく、危ないです。
特に選挙公報に関しては、患者さんの診療には無関係なので、貼る必要はないのですが、なにせ「医師会」は「自由民主党」を推してますから仕方ないのでしょうか?当院は、貼っていません。「医師会」の役員ですが、ポスターは貼っていません。
患者さんの医療を守るために、与党「自由民主党」を応援する。地域医療を守るって前提ですけど、これまで、診療報酬は削られ、「リフィル処方箋を導入」されたり、果たして、与党「自由民主党」を「医師会」として応援する意味があるのでしょうか?まあ、知りませんが。
「医師会活動」、「選挙活動」に熱心な医者で、優秀な医者と会ったことがないので、細かいポイントですが、日々の診療、医学に熱心な先生を選ばれてください。
●「表彰状」、「著書」、「論文」などを掲示している「クリニック」って多いですけど、自信がないのでしょうか?それとも、「俺って凄いんだぞ」って自己顕示欲の表出でしょうか?
掲示物が多くても、大学病院でも専門大病院でもないので、診療に影響はありません。しかも、「ホームページ」で「専門医の有無」、職歴、表彰歴を閲覧できるので、院内でアピールする必要は無いと思います。
医者は、「俺って凄いんだぞ」と思われたい人が多いです。でも、「凄いかどうかを決めるのは周り」なので、偉そうな医者、「自己顕示欲の強そうな医者」からは逃げた方がいいです。
専門医の免許がないのに、看板が偉そう。
「クリニック」の看板に「循環器内科」って標榜しているのに、「日本循環器学会認定の循環器専門医」じゃない医者って、無茶苦茶多いです。「日本循環器学会」にすら入ってない医者もいます。
別に、これって違法ではありません。「呼吸器内科」って看板に載せて、「呼吸器内科専門医」の資格がなくても、「形成外科」って載せて、「形成外科専門医」でなくても、合法です。
ただ、患者さんは、看板に「循環器内科」って書いてあると、やっぱり、「日本循環器学会認定の循環器専門医」って思うものです。「日本循環器学会認定の循環器専門医」は、細かく記載しますが、昔と違って、今は、申請するだけでは「循環器専門医」の資格は取れません。
○「日本循環器学会」が指定する教育機関で、定められた機関、臨床教育を受けること。
○「日本循環器学会」が認定する症例数の患者さんを経験する。
○「日本内科学会」の「内科認定医」であること。
○「日本循環器学会」の「循環器専門医試験」を受けて合格すること。
「禁煙の誓約書」を記載したり、定期的に「循環器専門医資格を更新」したりと、結構、面倒臭いです。現在、80歳前後の先生は、「日本循環器学会」の「循環器専門医試験」を受けず、申請して「日本循環器学会認定の循環器専門医」資格を持っている先生も居られるとは思いますが、随分、減っているはずです。
「専門医」であれば大丈夫というわけではありませんが、看板の診療科の「専門医」くらいは持っていて欲しい時代ですので、受診前にホームページで確認しましょう。
●その地域の「専門医」は、学会のホームページで確認することができますので、受診前にご確認するのも一手です。
30歳〜60歳代の先生は、殆ど「専門医」を持っているはずです。現在の教育システムが「専門医」を取る方向だからです。「認定医」、「専門医」を持ってない先生って、たまに居るけど、面倒くさがりだったり、更新を怠ったりした先生なので、ちょっと、って感じています。(偏見です。)
●ちなみに、「学校心臓検診」を行うには、「日本循環器学会認定の循環器専門医資格」が必須です。(自治体によりますけど)「専門医」が少ない地域は、子供さんの「学校心臓検診」業務が「数少ない循環器専門医」に殺到します。これは本当に困っています。
上履きに履き替えるタイプは、時流に乗り遅れている。
「クリニック」に入るとき、靴を脱いで「上履き」に履き替えるようでは、すでに時流に乗り遅れています。
●患者さんにとって、靴を履き替えるのは「一手間」でしかない。
●誰が履いたか分からない「上履き」を履きたくない。
●コロナウィルス感染症拡大の際、「上履き」の消毒を徹底しているのか?
●自分が間違えなくても、靴を間違えて履いて帰る患者さんが後を絶たない。
「上履き」を導入している「クリニック」は、院長先生が70歳以上の「クリニック」が殆どです。もしくは、院長先生の跡を継いだ先生が経営していることが多いです。
靴を脱がなくて良い「クリニック」を目指そうという理念がない。
「上履き」を廃止したいが、経営上、なかなかできない。
こういう中途半端な「クリニック」は、時代に乗り遅れているので、近くに良質な医療サービスを提供する「クリニック」が出来たら、大体、衰弱していきます。
●「クリニック」の玄関の間口が狭く、車椅子が入れない。段差が多い。
患者さんは、病人であり、弱者なので、手を差し伸べる気がない、と判断して構いません。
良い先生かもしれませんが、医療サービスは結果が全てなので、「車椅子の患者さん」、「視力、聴力障害を有している患者さん」、「麻痺で杖を使用している患者さん」は、ご自分の通院しやすい「クリニック」を選ばれてください。
●「クリニック」の入口のマットが汚い。床が汚い。
問題外です。医者は、綺麗好き、几帳面に越したことはありません。職場の管理ができない医者が、患者さんの健康管理ができるはずがありませんので、床、マットなどを清潔にしているか?確認された方が良いと思います。不潔な「クリニック」からは逃げましょう。
「患者さん」は病人であり、「お客様」でもあります。快く、丁寧に迎え入れるプロ意識がない「クリニック」は避けた方が良いです。
●玄関の頭上、天井が汚い。
床と同じく、「クリニック」の待合室は常に清潔にしておかなければなりません。カビ、埃などが天井に張り付いている「クリニック」は、問題外です。
定期的に天井を清潔にしておかなければ、カビ、埃が待合室を舞うので、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器系の疾患を持たれている患者さんに影響が出ます。
「そんな、大袈裟な」っていう医者ほど、「ヤブ医者」なんですよね、これが。細かいところを突き詰めることが、医療ですので。
○最近は、天井が高く、採光が良くて明るい「クリニック」が増えてきました。せっかく通院するのでしたら、気持ちよく通院したいですので、患者さんは、通院先を自由に選んで良いと思います。
「クリニック」の入口、看板、床、天井だけでも、相当にチェックポイントが多いです。そのポイントを指摘しても、まず、先生の考え方を変えることはできません。変えようと思わない方がいいです。トラブルの元ですから。さりげなくチェックして、ダメなら行かないって選択肢を選んだら良いと思います。