情報弱者 独り身の方 医療自己負担無しの方は狙われる

『ヤブ医者』って、金持ちは苦手です

ヤブ医者』って、医者としての能力が無く、人間的にも終わっているばかりで無く、モラルもないので、医療行為自体が無茶苦茶です。

意味不明な『ビタミン剤の注射』、『ビタミン剤の点滴』、『毎月、血液検査』、『目的不明、頻繁なエコー検査』などを繰り返し行います。

ヤブ医者』のクリニックって、患者さんが激少ないので、患者さん1人当たりの単価を上げるしかありません。

通常の内科クリニック 患者さん一人当たりの単価 1000点前後月:1万円前後

通常の内科クリニック 75歳以上患者さん一人当たりの単価 1200〜1400点前後月:1万2千円〜4千円前後

ヤブ医者』クリニックは、患者さんの数が少なく、75歳以上の患者さんの平均単価:1700点月:1万7千円前後)とかなっています。

1日30人前後(以上)の『かかりつけ患者さん』が来院されていると、例え、インスリン投与中であったり、在宅酸素使用中の高得点の患者さんが居られても、高血圧や高コレステロール血症の薬を30日分処方するだけの患者さん(単価: 490点前後)が、平均点を押し下げるので、クリニックの患者さん一人当たりの平均単価は下がります。

ですので、『ヤブ医者』クリニックみたいに、1700点とかにはなりません。

検査をしまくるので、医療保険点数が高い。

薬を7〜14日分処方とか、刻む。処方箋料、再診料で医療保険点数が高くなる。

院内処方を行うので、医療保険点数が高くなる。

上記の理由で、『ヤブ医者』クリニックは、患者さん一人当たりの保険点数(医療費)が高いです。

こういうビジネススタイルの『ヤブ医者』って、さぞかし『お金持ちの方』が好きなんだろうって感じるのですが、『ヤブ医者』クリニックから逃げ出した患者さんを大勢、診ていますが、決してそうではないです。

お金持ちの方』って、基本、お金に対してしっかりとした考えを持っていて、自分の考えもしっかり持っているので、『ヤブ医者』が意味不明、稼ぎ目的の注射や検査を行おうとすると、

何のための検査なのか?

どれくらいの自己負担がかかるのか?

その注射や検査をすることで、自分(患者さん)に何のメリットがあるのか?

しっかりと尋ねます。曖昧な返答や、雰囲気が悪くなったり、逆ギレするような『ヤブ医者』を敬遠するので、結果、『ヤブ医者』から『お金持ちの方』は逃亡します。

お金持ちの方』に限らず、自分の考えをしっかり持ち、受診、検査、注射などに対しての疑問点、不審点を尋ねることができる方は、『ヤブ医者』が大嫌いです。

ヤブ医者』も苦手としているので、そういう方の自宅に電話をかけてきたり、来院するように勧誘して、しつこく追っかけてくることもありません。

『ヤブ医者』の大好物

ヤブ医者』の大好物は、『ビタミン剤の注射』、『ビタミン剤の点滴』、『毎月、血液検査』、『目的不明、頻繁なエコー検査』など、医学的な必要性もなければ、根拠もなく、ただただ、『ヤブ医者』クリニックの利益追求に従ってくれる『従順な患者さん』です。

医者が悪いことをするはずがない、と思い込んでいる患者さん

他のクリニックでの医療を知ろうとせず、漠然と通院する患者さん(比較が難しいですけど。。。)

身寄りがなく、頼ることができる人が居ない独り身の患者さん

ヤブ医者』って、こういう患者さんを見つけたら、『獲物』とばかりに襲い掛かります。身寄りがなく、ご高齢で、認知症がある、などの場合には、

ヤブ医者』クリニックの看護師が、自宅まで迎えに行く。

必要性がなく、依頼もしていないのに、患者さん宅に往診で押しかける。

しかし、情報弱者な患者さん、独り身の患者さんは、『ヤブ医者』が自分のためにワザワザ来てくれた、と錯覚します。

両手を合わせて、『ヤブ医者』に感謝する。

ヤブ医者』にお中元、お歳暮を送り、『ヤブ医者』クリニックの職員にビール、お菓子などを送る。

ただ、患者さんが感謝していて、『ヤブ医者』も満悦している状態が、一体、アンタに何の関係があるのか?と問い詰められると、『関係無いです』としか答えることができないです。。。

ヤブ医者』って、過剰医療、不要な検査、医療は行うくせに、癌や心臓病などをアッサリと見落とすので、こういう医者には成りたくないなって思うだけです。。。

騙される方が悪いのか?騙す方が悪いのか?

ヤブ医者』の医療自体は、『犯罪行為』ではない。

ヤブ医者』の医療は、倫理的に許されざる医療ではある。しかし、罰則規定は無いし、不法行為でもない。

日本津々浦々、『ヤブ医者』と『ヤブ医者』クリニックは存在するので、餌食に成らないように気をつけてください、としか言えません。

少なくとも、医療従事者の方々なら、自分のご家族を『ヤブ医者』クリニックに通院させたいか?って自問自答すると、答えは出るだろうなって思います。

ヤブ医者』クリニックには、勤務している看護師さん、医療事務さん、存在しているんですよね。一体、どういう心境で患者さんの自宅に押しかけたり、電話攻撃して『院長先生が心配しているから、、。』とか言うのか?って、非常に疑問です。金のためですよね。だって、『職場は、金を稼ぐ場所』ですから、そこに感情を持ち込んではいけないわけですしね。。。

『ヤブ医者』を抑制するため、『個別指導』は存在するのかもしれません

はっきり、『高医療保険点数だから悪い』という議論はすべきではないです。

先端的な医療、専門性の高い医療は、高医療保険点数です。CT、MRI、エコー検査などは医療保険点数が高いですし、血液検査も、専門性の高い検査ほど、医療保険点数が高いです。

大学病院、大病院だけでなく、クリニックでも、専門性の高い検査、治療を行うと、保険点数が高くなります。ただ、患者さんの数が多いので、一人当たりの平均点数が下がっているだけです。

在宅訪問診療、癌の終末期の看取り医療

インスリン、骨粗鬆症、腎不全に伴う腎性貧血などの注射薬の使用

心エコー検査や、24時間ホルター型心電図などの専門検査

在宅酸素療法、睡眠時無呼吸症候群の酸素療法

たくさんありますが、専門性の高い検査、治療を行うと、一人当たりの保険点数が高くなります。

癌の終末期の患者さんを看取ると、看取った月は、10000点〜20000点10万円〜20万円)になる。(それでも入院して最期を迎えるよりは安い。なので、国は自宅での看取りを勧めている)

在宅酸素療法、睡眠時無呼吸症候群の酸素療法の患者さんの保険点数は、月:2000点〜8000点2万円〜8万円)になる。

専門性の高い血液検査、エコー検査、24時間ホルター型心電図などを行うと、月:3000点〜6000点3万円〜6万円)になる。

検査をした患者さんの保険点数が高いのですが、『かかりつけの患者さん』が多いので、平均すると、75歳以上患者さん一人当たりの単価 1200〜1400点前後に落ち着きます(内科の場合)。不思議なものです。

厚生局(厚生労働省の支店みたいなところ)って、医療費の抑制に全力を注いでいますので、各診療科(内科、外科、整形外科とか)の患者さん一人当たりの平均単価(保険点数)を厚生局のホームページで公開しています。都道府県別に平均単価(保険点数)を公表しているので、参考になります。

各科の上位4%に入ると、保険点数が高すぎると呼び出しを喰らいます(集団的個別指導)この時は、会議室みたいなところで、集団で講習を受けます。

それでも改善せずに上位4%に入ると、個別指導に呼び出されて、返金要請を食らいます。この場合には、厚生局にカルテを30人分持参で、受付事務さんと行かないといけません。(欠席すると、監査に発展します。)

星の数ほどクリニックがあって、それぞれが医療を行っているのに、飛び抜けて高いのはおかしいですから、やはり、『個別指導』ってのは、1)医療費の抑制、2)ヤブ医者』の無茶苦茶医療を牽制するために存在しているのかもしれません。

個別指導』の本来の目的は、もちろん、正しい医療が行われているか?確認するためですが。。。

『ヤブ医者』の許せない部分

ヤブ医者』にボッタクリを食らっている患者さんから相談を受けた場合には、妥当な医療を行いますし、患者さんの転院希望にも応じますが、『ヤブ医者』クリニックに突撃して、知らない患者さんを救出するようなことはできません。

業務妨害、営業妨害で訴えられる可能性がある。

名誉毀損で訴えられる可能性がある。

そこまでの権限はないし、義理もない。

冷たいようですが、相談を受けた場合には、妥当な医療につき説明を行いますが、悪口を言ったり、『ヤブ医療』であると攻撃すると、業務妨害、営業妨害、名誉毀損で訴えられるリスクがあります。転院目的で来院された場合には、当然、受け入れますが、こちらから『ヤブ医者』クリニックに対して攻撃することはできません。

患者さんは、情報弱者にならないように。

医者、看護師が必ず善人であるとは限らない。

必要な検査、治療、医療なのか?疑問を持つ。

家族、親戚などに相談する。場合によっては、役所に相談する。

ヤブ医者』クリニックの餌食にならないように、自分の身は自分で守って欲しいです。

ただ、流石にやりすぎなんじゃないの?って思うのは、

認知症患者さんで身寄りが無い方への強引な医療

認知症の患者さんは、短期記憶障害があり、金銭管理もできません。また、ご高齢であることが多く、医療費の自己負担は10%であることがほとんどです。

こういう患者さんに対して、毎月、血液検査を行なったり、ビタミン剤の注射を行なったり、強引な訪問診療を行う『ヤブ医者』が存在します。

正義感や感情論』、『医の倫理』は抜きにして、『詐欺』に近いと思うので、やめた方が良いです。

85歳以上なのに、インフルエンザワクチンを2回接種し、毎月採血をして、エコー検査を半年毎に行い、24時間ホルター型心電図を1年に1回行い、さらにビタミン剤の注射をおこなって、7日分ずつ、漢方薬、胃腸薬を出すって、もう、医療じゃないですよ。。。

(昔、認知症の患者さんのご自宅の屋根裏と軒下に、無意味な換気扇を30個とか付けていた詐欺まがいの工務店を思い出しました。)

詐欺まがい』の医療を行う『ヤブ医者』クリニックにだけは、受診しないように気をつけてください。

ヤブ医者』の大好物は、『情報弱者』、『身寄りのない方』、『医療費の自己負担のない方、少ない方』です。