ヤブ医者って、医療が下手なだけじゃない
『ヤブ医者』って、医療がクソなだけじゃなくて、人間的にも終了していて、経営的にもオワコンです。明らかに医療レベルが低くても、経営能力だけで乗り越えているクリニックもあるので、患者さんばかりでなく、看護師さん、医療事務さんも要注意です。
『職場って、働いてお金を稼ぐ場所』です。たまに、職場に妙な連帯感、正義を求めている看護師さん、医療事務さんが居られますけど、職員さんから求めるものではなく、経営者が職場を整えて、働きやすくするものなので、そこまで考えなくて大丈夫です。
『ヤブ医者』って、まあ、『医療がクソ』、『人間的に終了』、『経営的にオワコン』の三拍子揃ってますから、患者さんは恐ろしく少ないです。経営能力、勇気もないので、開業してからも集患努力をせず、集患場所の悪い立地で、毒蜘蛛が獲物を待つように、ずーっと、無駄な時間を過ごしています。
ごく稀に近隣住民や、他クリニックの『かかりつけ患者さん』が、『かかりつけ医』が休診であり、たまたま受診すると、
『〇〇先生の患者さんだから、しっかり診ないといけない』と訳のわからない理由で、血液検査、心電図、腹部、心エコー検査、レントゲンまで行う『ヤブ医者』がいます。
患者さんは、ただの風邪なのに、受付で3000円〜4000円も支払って、汚いエコー写真と所見用紙、なぐり書きの診療情報提供書まで持たされて、翌日に来院されます。もう、悲劇でしかありません。
こちらとしては、常にしっかり診ているので、むしろ、『ヤブ医者』を受診せず、別の日に来院していただいた方が良いので、『症状が軽かったら、数日、待って来院しても大丈夫です。』って伝えます。
もう、『ヤブ医者』って、存在が害悪です、既に。そういう医療を行なって、患者さんが気づかないって思ってるんですかね?むしろ、もう、『恥も外聞も無い』んじゃないか?って相手にしていません。
●恥も外聞も無い。手当たり次第に検査を行い、検査の目的ははっきりしていない。
●少ない患者さんから医療費を搾取しようとしているので、社会悪に近い。
看護師さんが午後から居ない。
『ヤブ医者』って、職員さんの使い方にも問題があります。
1)出来高制にしているクリニックがある。マイナス方向だけの出来高制ってある?普通。。。
→呆れ果てますけど、夕方は患者さんが少ないので、午後4時ごろ、患者さんが少ない時には、看護師さんを帰宅させています。帰宅した分、給与を減らしています。
→これって、勝手な出来高制に近いので、看護師さんの給与、減ることはあっても増えることはないんですよ。
→『ヤブ医者』のクリニックの近隣在住の看護師さんでしたけど、辞めるに辞めれないようですが、辞める勇気を持たないと、永遠に搾取されます。
2)診療時間を勝手に変更して、休憩時間を削ったり、給与を下げる。他の診療所が開いてない時間を狙って診療する。
→そもそも、クリニックって、診療科、診療時間を『保健所』、『厚生局』に届け出なければなりません。自己都合でコロコロと診療時間を変えたらダメです。
→いきなり、午後を休診にして、近隣で繁盛しているクリニックが休診の曜日を狙って開けたり、土曜日の午後、日曜日を気分で開けたり、もう、無茶苦茶。職員さんは悲惨です。
『ヤブ医者』って、経営方針とか医者としての信念とかが完全に欠落しています。なぜ、患者が来ないのか?
1)なぜ、患者が来ないのか?考えない。
2)立地が悪い場合には、好条件の立地条件に出ていく勇気も実力もない。
3)完全に企業(クリニック)の成長を諦めている。
4)自分の狙える分野、『ニッチな医業』を狙って、売り上げを上げようという気概が無い。
財務、経営規模が小さいので、いきなり、患者さんは増えません。また、大通りから入った場所に位置しているなら、患者さんは、そうそう、増えません。
○医師会に依頼して、『産業医』として、企業を受け持つ(時間があるので、会社を数件、掛け持ちできるでしょ)。確実な収益源、かつ、集患効果がある。
○地域の校区の『学校医』を引き受けて、確実な収益源を確保する。
○国道、大通りに、『往診対応』、『健康相談』などの広告を出して、集患努力をする。
○大学、大病院、医師会、近隣クリニックに働きかけて、在宅往診の患者さん、寝たきりの患者さんの『訪問診療』に力を入れる。
○地域の施設、歯科などに足繁く通って、患者さんを紹介してもらったり、往診患者さんの紹介を依頼する。
もう、思いつくことは沢山ありますよ。『ヤブ医者』の最悪の要素は、
●諦めている。もう、ダメだ、と投げている。
●機を見て敏ではない。機動力がない。面倒くさがり。
●優秀なブレーンを持っていない。
この3点もセットで揃っています。正直、『産業医』と『学校医』を受けるだけでも全然、違いますよ。
結論:面倒くさがって、坐して死を待っているような『ヤブ医者』のところには、患者さんどころか、看護師さん、職員さんも集まりません。さようなら。
上履きスタイルを速攻で変えるべき
患者さんの要望で多いのは、クリニック、待合室、トイレに関してです。
○上履きが嫌い。履き替えるのが面倒くさい。土足にしてほしい。
○待合室が暗い。開放的にしてほしい。
○トイレが男女共用である。ウォシュレットをつけて、便座も暖かくしてほしい。
○車椅子でも入りやすくしてほしい。
これって、『新規開業』の先生が大丈夫ですけど、『継承開業』の先生は、大幅な改築、建て替えが必要になります。ブラック、実は、国道沿い鉄筋二階建てでありながら、全部の悪要素が揃ってました。ですので、建て替えに踏み切りました。(トイレは、流石にウォシュレットでしたけど)
借入金は、『政策金融公庫』:3000万円、『福祉医療機構(WAM)』:4000万円、合わせて、『7000万円』を借り入れました。
仮設診療所、現在の鉄筋の診療所解体費用、新クリニック建設には、7000万円では足りません。なんとかなるかな?ってわけにはいきません。昔のブラックだったら、そうだったかも知れせんけど。
『将軍の日』ってソフトがあります。顧問税理士の先生と、半日かけてデータを入力して、今後の事業展開を予測しました。結果、5年で全て返済できることが予測できました。(成長せず、このまま経過しても5年で完済できます。)
建て替えて、土足、バリアフリー、ホームページ稼働、トイレ問題解決、駐車場拡大など、好条件が重なるので、成長しないってことはないでしょうけど。。。
毎月のクリニックの財務を、全国の内科クリニックのデータと合わせて記載しておりますので、情報を共有して頑張りましょう。
『ヤブ医者』って、悪い意味で凄く参考になります。クリニック、薬局、歯科、介護施設、訪問看護、整骨院、美容院など、どんな形態でも、起業する方は、細かなことも突き詰めて、ぼったくられないように気をつけてください。
みんなで、頑張って、職員さんに富と時間を分配しつつ、経営者としても成功して、良質なサービスを提供できるように努めましょう。
『ヤブ医者』って、面倒くさがりで、せこいんだよな。この一点ですね。。。