2021年11月、ブラックのクリニックの売り上げとレセプト枚数
月初めになると、医療事務さんがレセプト提出を終え、総計を持ってきてくれます。月末月初は、医療事務さんは忙しくなります。(ブラックのクリニック、残業時間は無いに等しいです)
2021年11月:レセプト枚数:830枚 総売り上げ高:960万円(前年同期比+13%)
かなり、順調です。というか、なんで、昨年の11月が悪かったのか?不明のままです。今年の11月も黒字で乗り切った臭いです。
10月、11月をしっかりと黒字にしておかないと、12月、ボーナスの時期です。赤字になり得ます。
ボーナスをどうするか?悩みどころです
業績好調ですので、ボーナスを増やしたいと思っています。ただ、所得制限がある方も居られるので悩ましいです。
正社員の方、パートの方:雇用契約通り、12月賞与:1ヶ月〜2ヶ月分。加えて、5〜10万円プラス。
ここまでは大丈夫なんですよ。問題は、「所得制限を超える方」です。商品券、物品提供って、給与とみなされます。商品券で渡している先生、実は多いです。特に、JTBギフト券、商品券って、換金率が高いし、分厚くなるので、もらった職員さん、嬉しいですし。
文脈からご推測ください。ブラックは、◯◯◯を渡しています。
「安楽思考」という思考が人間にはある。2回の賞与以外は、一時給付金、金一封として渡す。
業績好調、成長戦略全開ですが、一番困るのは、人手不足です。退職者、離職者が相次ぐと、業務が回らなくなる可能性があります。
内科:午前中の外来患者さん 平均40名前後 午後 30名程度
看護師さん:午前中 4〜5名 午後 3〜4名
医療事務さん:午前中 3〜5名 午後 2〜3名
この程度の人員配置を目安にしています。
もし、株主というものが存在していると、「そんなに要らねえよ、人件費減らせ」と言われるかもしれません。先生でも思う方は居られるでしょう。考え方と経営方針の違いです。
「有給を取れる」、「余裕のある職場」、「バタバタしていない」、などの要素があった方が、離職率が低いです。
当院では、医師一人で診療、往診も1人です。診察室から離れられないことも多いです。
出勤している看護師さんの数が多いときは、血液検査のため、施設、在宅に巡回訪問してもらっています。ブラックが居なくても稼げるようになってきています。(診察としては算定できません。あくまで血液検査のためだけに訪問。ブラックが往診、診察、採血のは、流石に負担ですので、採血、注射のみ行ってもらいます。)
困るのは、春(4〜5月)に「春の賞与」を始めるのですが、「賞与」とすると、なんでも楽なことに慣れてしまう「安楽思考」により、貰えて当然ってなってしまいますから、「業績好調につき、金一封」という形で渡します。
経営者は鬼になるべき。ドライな経営感覚を持つしかない。
いろんな病院、クリニックに出入りし、自らのクリニックでも経験しましたが、「経営に協力しない」、「経営陣の方針に非協力的」、「勤務態度が悪い」など、経営方針、理念に従わない職員に対しては、ドライに、冷たく対応すべきと考えています。そうしければ、たとえ小さな組織でも、職場でもコントロールが効かなくなってしまいます。
別に怒鳴ったり、怒ったりしません。「評価を下げるか、評価をしないので、賞与、手当が減るか、なくなります。」し
◉賞与、一次給付金などは、勤務態度や経営方針への協力姿勢によっては、理事長の裁量で減らすことができる(増やすこともできる)。
人間は、寂しい生き物です。非常識な職員さんどプライドだけは一流です。過去、勤務態度は悪い、経営方針に毎回、逆らう、他の職員をいじめる、という看護師さんが居ました。
顧問の社会労務士の先生に相談して、ハラスメントに対する警告、注意を行い、賞与を2万円にしたら、速攻、退職しました。
その看護師さんは、本来なら40万円くらいもらえる賞与が、2万円でした。でも、プライドだけは高いので、他の職員さんと一緒に「賞与、ありがとうございました」って頭を下げてました。
裏で顧問の社会労務士の先生に電話して、「なんで、2万円なんですか?納得いきません」って怒ったそうです。
そりゃ、怒りますよね。しかし、なんでも逆らうし、労働組合の極悪バージョンみたいに、権利ばかり主張して、他の職員さんをいじめるし、当たり前ではないか?と考えています。
当然、弁護士、他の社会労務士にも相談したみたいなんですが相手にされません。「当然、合法」です。
成長して、楽しく働いて、少なくとも当院で働いている職員さんには、富を分配したいわけですから、同じ気持ちで前向きにならない方には、去ってもらうしかありません。鬼って言われてもいいです、別に。
困っている職員さんがいたら、「ハラスメントの警告書」、「勤務態度是正注意書」とか、なんでも良いので、注意して、署名してもらってください。そうすると、賞与を減らせるし、退職します。もちろん、顧問の社会労務士の先生のバックアップがあった方が良いです。
医者でも看護師さんでも、医療事務員さんでも、職場で人を虐めたり、経営の邪魔したら、回り回って自分の金が減ります。賞与に限り、経営者の裁量が大きいということは理解しておいた方がいいです。
就業規則に記載してあるクリニックもありますが、賞与をもらって直ぐに退職した場合、返金が必要な職場もありますので、要注意です。(ブラックのクリニックは、賞与の返金規定はありません。)
せっかくなら、気持ちよく働いて、気持ちよく遊んで、時間を過ごしたいってだけです。