『モンスターペイシェント』、『クレイマー』を防ぐ方法。
どの業種も悩む『クレイマー』ですが、『医療業界』でも同様に、『モンスターペイシェント』、『クレイマー』は、是非とも避けたいものです。
●『モンスターペイシェント』、『クレイマー』の根本的な解決法は無い。
→この方々は、常識、良識が欠如した『人格障害』のことが多いので、根本的に本人を変えることは困難です。
→常にイライラしていたり、理由のない焦燥感(慌てる、焦る)を抱いています。
→他人の粗探しをしたり、『医療機関』、『行政システム』、『会社』、『店舗』の『システム』に対して、イチャモンをつけたり、感情をぶつけたりします。
(そういうシステムなので、仕方無いって事にも文句を言います。)(法律で決まっている事にも文句を言います。)
*『相手を褒める』、『システムを認める』などが出来ない人格です。
*育ってきた環境が、『褒められる』、『賞賛される』などの環境ではなかったのでしょう。
*育ってきた環境が、『注意、指導受ける環境ではなかった』、『善悪の教育が無い環境』、『甘やかされて生きてきた環境』なのでしょう。
*『自分は特別』。認められたいという『承認欲求』、『賞賛欲求』の塊。
→まぁ、特別って言えば特別ですよね、異常っていう意味で。。。
*『努力を継続する』、『善行を積み重ねる』、『努力の結果、資格を得た』など、『誇るべきもの』が何も無いくせに、認められようとする『怠惰』、『傲慢』、『社会の厳しさを知らない』、『世間知らず』な惨めな人間。
『モンスターペイシェント』、『クレイマー』の特徴、人格は、上記に当てはまります。
→向かい合うだけ無駄。人格は変えようがありません。
→『煽り運転』、『飲酒運転』、『暴行罪』、『脅迫』などで逮捕され、世間に悪行が拡散して、それでも理解しているか?反省しているか?不明なレベルです。
◉『モンスターペイシェント』、『クレイマー』を防ぐ方法は、接触する機会、向き合う機会を限りなく減らすことです。
→そんなことできるのか?ゼロには出来ませんが、可能な限り減らすことが可能です。
『モンスターペイシェント』、『クレイマー』の受診、来院を減らす方策。
●ここからは完全に個人的な見解、経験に基づく結果です。(たまたまの可能性もあります。)
・20年間、漁港付近、決してガラの良い地域では無いのに、『モンスターペイシェント』、『クレイマー』を回避できている。
・特に此処5年間、『モンスターペイシェント』、『クレイマー』らしき人物の来院が無い。
◉『モンスターペイシェント』、『クレイマー』の少ない人物、業種を考えてみました。
◎『会社員』、『公務員』の方は、『モンスターペイシェント』、『クレイマー』が少ない。(特に勤務が長いと『モンスターペイシェント』、『クレイマー』の確率が低くなる)
→組織に属し、就業を継続しているということは、規則を守ることができるし、命令系統に組み込まれているということ。
→無茶苦茶な要求や、横暴な態度を取りにくい。
→『クリニック』、『病院』で揉め事を起こすと、会社にチクられるので困る。
◎『クリニック』、『病院』受診に慣れている方。『女性』
→受診に慣れているし、『クリニック』、『病院』は、『待って仕方がない』と分かっている。
→受診の必要がある場合、『女性』の方が『男性』よりも『クリニック』、『病院』を受診する。
→『かかりつけ患者さんの70%』が、『女性』である→『女性』の方が受診慣れしている→『女性』の『モンスターペイシェント』、『クレイマー』は少ない(地域差あり。経験に基づきます)
◎『飲食店』、『小売業』などの『自営業』の方は、人とのコミュニケーションが良くないと、『生きていけない』、『生活できない』と理解しているので、『モンスターペイシェント』、『クレイマー』が少ない。
→人当たりが良く、感情的になったり、人を攻撃することが少ない。
→仕事柄、相手と揉めると自分に返ってくると理解している。
◉『当クリニック』は、個人的な見解と経験から、『モンスターペイシェント』、『クレイマー』来院防止のため、業務に制限をかけました。
1)『かかりつけ患者さん』以外の『日雇い』、『建設業』の『健診業務』を中止。
2)睡眠薬希望の新規の患者さんの診療はお断りする。
3)過去、『当クリニック』の支払い、処方に関して、『トラブル』に発展しそうになった患者さんの診療をご遠慮頂く。
1)『日雇い』、『建設現場』に出す診断書が欲しいため、来院する方。
⚫︎『クリニック』受診に慣れていない。ガラが悪い方が居る。
⚫︎提出期限がギリギリでも平気でやって来る。(自分さえ良ければよいって考えが多い)
⚫︎会社ぐるみで、午前中、5〜6人でやってきて、『今日中に診断書を書け』と無理な注文をする。
⚫︎『健康診断』から1年以上経過しているのに、『再発行しろ』と要求する。
⚫︎『健康診断』は、内容が不明瞭で、『一番安いので良い』と言いつつ、後で、『血液検査が必要だった』、『職場から視力測定の再検査を指示された』などと『追加の検査』、『再検査』、『診断書の書き直し』を注文してくる。
*『健康診断』を行う際には、『健康診断』の契約書(再発行期限、健康診断の受領書、領収書など)を交わします。
→しっかりと契約書の署名をしてもらわないと、再発行で揉めたり、知らない人が勝手に持ってかえったりします。(この点は、厚生局も同様に指摘しています。)
*『健康診断』は、『手間がかかる』上に『ストレスだらけ』です。
*1枚:3000円〜9000円程度の収入しかない。(風邪、下痢の患者さんを1人、頑張ってみた方がストレスが無いし、収入は同じか、高い)
◎『健康診断』について、電話で問い合わせがあることが殆どですが、『健康診断は行っていません』と断るだけで良いです。
◎『健康診断業務』を行わないだけで相当にストレスが減りました。
◉過去、1年以上前の『健康診断』を『再発行しろ』、『どうして出来ないんだ』って喚き散らした奴がいました。
・『健康診断書料』9000円が惜しくて、『再発行』500円にしたかっただけの『ケチな輩』でした。
・コイツのお陰で目覚めました。『健康診断業務』を頑張るより、『かかりつけ患者さん』の保険診療に労力を注いだ方が良い。
(コイツの会社は、『当クリニック』近くの建設会社で、検診前に担当者が連絡してきていたので、今年から『健康診断業務』は行っていませんって断りました。反社会勢力の会社でした。。。)
・全ての人が同じではないでしょうが、所詮、『健康診断の結果』を会社に出すだけが希望の人達なので、関わらない方が良いと考えています。『当クリニック』の『経営方針』です。
・『健康診断業務』を『予約制』にしている『クリニック』、『病院』が増えてきました。
→『健康診断の結果』が急いで欲しい方。『予約制』になって不便なのは、一部の横暴な『健康診断希望者』のせいですので、『医療従事者』を恨まないでください。
*『クリニック』、『病院』に入ってきてしまった『健康診断希望者』を無下に断ると、『診療拒否』で揉めることがあります。
→『診察に応じる義務』には、『保険診療』も『健康診断』も関係ありませんので、上手に断るか、次回から受けません、と明言してください。
2)『睡眠薬』を希望する新規患者さん。
→『当クリニック』は、『循環器内科』ですので、『精神科』か『心療内科』を受診するように伝えています。
→『今回だけ出してください』って言います。これ、戦略ですので、乗らないようにしてください。
→『前回、処方したのに、なんで、今回、処方できないのか?』って、次の診察の際に揉めます。
(処方を継続しない理由を明確に述べることができないでしょ?依存か?転売か?証拠が無いので。。。)
(だから、処方せざるを得なくなる。それが向こうの狙いです。初回、処方しなければ良いだけです。)
→『診療情報提供書(お手紙)』が無い場合には、睡眠薬の処方は専門医ではないので、難しいです、と上手に断りましょう。
→ネットで販売したり、他人に売っている人間が居ます。『睡眠薬』のみを希望する方は、『心療内科』、『精神科』で処方を勧めた方が無難です。
(純粋な不眠症の方って居るので、同情します。一部の人間のために不便な思いするので。。。)
*初診なのに、睡眠薬の種類、具体的な薬の名前をあげ、処方を希望する人は警戒しましょう。
*どうしても処方する場合には、7日分処方にする先生も居られます。
→依存の可能性、転売のリスクがある薬ですから、医師の裁量ですので、文句は無いはずです。
→文句があれば、他の『クリニック』に行くでしょうから。。。
3)『当クリニック』の支払い、処方に関して、『トラブル』に発展しそうになった患者さんとは、向き合わないようにします。
⚫︎正当な医療費であるのに、『不払い』、『そのような検査は希望していなかった』と言い出す。
⚫︎『特定疾患指導管理料』を『高血圧』に対して算定しているのに、『なぜ、算定するのか?』と怒る。
→『早朝血圧を測定しましょう。』、『内服を忘れないように。』、『塩分摂取の目安』など、指導をおこなっている。
→要するに、『特定疾患指導管理料:225点=2250円』の1割『225円』を払いたくないだけです。
→医療は値切るものでは無いですし、交渉には応じません。
*『事務員さん』に対して、横暴な態度をとる。
*毎度、毎度、明細の説明を求める。変わりがないのに。
→『ご信頼いただけないようなので、ご信頼に値する医療機関に、かわられたらいかがですか?』
→『医療機関は、患者さんの診療をお断りできませんが、信頼関係が維持できない場合には転院を勧めても問題ないようですが。。。』(後で揉めないため、宣言しておく)
*そっけない診療を続け、短時間診療を続け、表情も無く診察したら、来なくなりました。
◉『モンスターペイシェント』、『クレイマー』って、日常生活でも味方が少ないので、来なくても大丈夫です。
◉この人たちが悪口を言っても、『クリニック』の評判は落ちませんから、大丈夫です。
◉『健康診断業務』とか、大した金額でも無いし、風邪、下痢、高血圧の患者さんを1人診ればペイできます。
◉『モンスターペイシェント』、『クレイマー』って、弱みを見せると付け込んできます。
→感情的にならず、冷静に、冷淡に、合法的に、向き合わない。来ないように、戦略的に経営することです。
→『モンスターペイシェント』、『クレイマー』は、遭遇しなければ(来院しなければ)全く、影響はありません。
◎『当クリニック』の『経営戦略』です。何が正しいとか、間違っているとかはありません。
→『医療事務さん』、『看護師さん』が萎縮することがないようにしなければなりません。
→ビクビクしたり、ストレスを感じながら、急かされて『モンスターペイシェント』、『クレイマー』の『健康診断書』を作成することに、何の意味があるのでしょうか?
→関わりたく無いので、来なくなってホント、助かっています。
◉所管の『警察署』に行くと、『防犯のポスター』が貰えます。
→『クリニック』の入口、『待合室』に貼っていますが、効果があるようです。試してみてください。
→『警察署』に出入りして、交流を深めるのも良いと感じました。
→役職上、『警察署長』から『警察署員』の方まで非常に親しい(検死や、行政会議の関係上)→すぐに駆けつけてくれます→振り返ると、『防犯のポスター』と『警察署への出入り』が効いているのかもしれません。
医師の『診療拒否』については、コチラです(わかりやすいブラックジャックの漫画付き)→https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwikvrXfkZP2AhU6h1YBHcBNBt0QFnoECAcQAQ&url=https%3A%2F%2Fcareer-lab.m3.com%2Fcategories%2Fknow_how%2Fseries%2Fcolumn%2Farticles%2F578&usg=AOvVaw0dQj07fe5gAbToT492HWbm